文化祭(久遠祭)
「1年生 久遠祭を終えて」
1年学年主任 菊池誠
本年度開催された久遠祭はテーマを、
「from us」(わたしたちから笑顔を)として10月20日~21日の2日間で開催された。
今年の5月に新型コロナウイルスが第5類に移行したことなどもあり、観客の制限等を設けない形での実施となった。第1学年は各クラス合唱に発表という形でのステージ発表となった。第1学期から曲決めなどを行っていたものの10月2日までは体育大会に全身全霊をかけて取り組んでいた生徒にとって、準備期間は非常に限られたものであった。その限られた時間の中で、すばらしい合唱であったのではないだろうか。
合唱練習の過程では、意見の対立やクラス内でのもめ事などが頻発したという話しを聞いていた。これまで中学校などで、合唱などを経験したことがない生徒にとっては未知の挑戦だったのかも知れない。しかし、一つの目的に向かってクラスでまとまって努力することの素晴らしさを味わう絶好の機会となったのではないだろうか。
合唱自体のレベルが高かったのか、そうではなかったのか、自分にとってはそういったことは二の次である。クラスが一つにまとまり何かに取り組む、こういった機会を通して生徒は大きく成長していく。
体育大会や久遠際という学校行事を経て、生徒達は間違いなく成長した。学校行事で得られる生徒の人間的な成長から目を背けず、そういった生徒の成長の機会を十分に補償していくことの大切さを実感させられた。これらの体験から学んで得たものは、宮商生として成長する契機となり、今後の高校生活に活かしてくれることと期待している。
各クラスの合唱曲
11HR ハピネス
12HR GIFTS
13HR 365日の紙飛行機
14HR サザンカ
15HR 小さな恋のうた
16HR 青いベンチ
17HR How Far I`ll Go
今年度は合唱コンクールという形ではなかった為、学年独自での採点を行い表彰を行った。
「2年生 久遠祭を終えて」
2年学年主任 丸尾和博
本年度の2学年は「宮商マルシェ」を実施した。3棟と4棟の間の中庭をメインに各クラス1つのテントに2店舗を運営した。その場で食べられるものを条件に原価計算を駆使して仕入販売を実践した。
【各クラスの店舗名・取り扱い商品・販売数】
21HRA【Inターバル】: 炭火焼272個、炭火焼丼50個
21HRB【全力宮崎】:肉巻きおにぎり(バラ)368個、 肉巻きおにぎり(袋)8個
22HRA【りっちゃん農園】:じゃがいも30個、人参36個、ミニトマト14個、レタス10個、甘藷23個、胡瓜26個、梨54個、キウイフルーツ30個、柿35個、みかん49個、バナナ22個、えのき181個
22HRB【あなたとわたしとわたがし】: わたがし ピンク206個 、紫264個、青264個
23HRA【和菓子の茶茶ちゃ】:豆大福50個、草大福40個、どらやき40個、日向ポテト50個、おばけ35個、かぼちゃ35個、緑茶・玄米茶・ほうじ茶 各20個
23HRB【ソガフィンの森】:プレーン135個、チョコマロ167個、チョコホイ117個、特製盛90個
24HRA【志岐Tのワッフル工房】: プレーン・チョコ80個、プレーン・キャラメル48個、チョコ・キャラメル65個、3種詰め合わせ152個
24HRB【シェイから】:プレーン78個、チーズ50個、塩レモン76個、ヤンニョム155個
25HRA【たこ殴り】:ソース242個、ネギまみれ115個、明太チーズ141個
25HRB【ポテじゃが】:ポテト塩100個、コンソメ100個、のり塩100個、バター醤油100個
26HRA【きんにく焼きそば】:きんにく焼きそば 318個
26HRB【おぐら喫茶】:クリームソーダ102個、メロンソーダ156個、コーヒー139個
27HRA【おーいも】:おーいも250個
27HRB【コッペPANG】:揚げきなこ29個、揚げ抹茶16個、揚げメープシロップバニラ24個、揚げカレー8個、からあげ1個、ハムたまご38個、Wコロッケ23個、
パリッとウインナー29個、とりごぼう15個、白身カツ28個、はちみつチーズ19個、チョコクランチ18個、ホイップ果物43個
「3年生 久遠祭を終えて」
3年学年主任 村川一樹
今年度の久遠祭は、「from us~わたしたちから笑顔を」をテーマに行われた。
三年生は、久遠祭が行われた時期が、自身の受験や、各種行事などと重なり、やらないといけないことがたくさんあり、生徒たちにとってはいくら時間があっても足りないという感じだったのではないだろうか。しかしそのような中でも、どのクラスもとても素晴らしい劇を作り上げた。
生徒たちは、先ほども述べたように、いろいろなことをやらなければならない中で、大変な思いをしたとは思うが、大変な思いをしたからこそ、劇ができあがり、当日を迎えた感動や達成感は大きかったに違いない。また、クラスでひとつの作品を作り上げていく中で、チームワークの大切さや自分の仕事に対して責任をもって取り組むという姿勢を身につけてくれたと思う。この身につけた力を残された高校生活、また卒業後の生活にいかしてくれるものと信じている。
各クラスの活動内容(タイトル)
31HR 劇・今日だけ俺は!!
32HR 劇・金曜ロマンス劇場
33HR 劇・Inside Head Ryoji ~33HRからお送りします~
34HR 劇・ワンダーチョコパイ ~嵐を呼ぶ大逆襲~
35HR 劇・白雪姫の誕生日パーティー
36HR 劇・18歳の淳い冬
37HR 劇・逆襲裁判~真相は私のなかに~
結果
最優秀賞 37HR
優秀賞 36HR
体育大会
体育大会を終えて
赤団団長 重永竜汰
私は、今回の体育大会で団長をしたことで様々な経験をすることができました。
一年時にはコロナの影響で規模縮小などにより思いっきり例年通りの体育大会を行うことができませんでした。二年時には部活動がかぶり、体育大会自体に参加することができず、コロナが五類に移行した今年の体育大会は、コロナ以前の通常の形での開催ということを知り、正直不安になりました。
本来の高校の体育大会のイメージが湧かず、初めて行う応援はどのようにして盛り上げるか、思いっきり声を出せる競技ではどのように工夫するか、など色々なことで悩んでしまいました。
リーダーの中でもみんながみんな、考えが同じというわけではなく、もめたこともありました。最後は協力して頑張ることができ、振り返ってみれば、赤団は全体的にとても協力的でまとめやすかったので、本当に感謝しかありません。最後の体育大会が、最高の思い出になったので、本当に良かったと思います。
この体育大会を終えて、みんなをまとめることの難しさを改めて痛感しました。またみんながみんな同じ考えでないということを受け入れる大切さも知り、とてもいい学びになりました。これから先、職場や大学でこの経験を生かして活躍し、日々意識して生活しようと思います。
長く短い祭
黄団団長 田之上俊介
九月末には体育大会の練習が始まりましたが、最初は不安なことばかりでした。団員の声が出ないこと、団のまとまりがないことなど様々ありました。不安が募り「自分が団長でいいのかな?皆声が出ないし、まとまりはないし、もう無理な気がする。」と弱音を吐いたこともありましたが、ひとりのリーダーが「お前がそんな弱気になったら駄目やろ?無理じゃない」と喝を入れてくれました。その一言のおかげで、もう一度団結して、絶対に優勝・応援賞を勝ち取ろうと強く思い直すことができました。
そして十月二日、本番当日を迎えました。構成と振り付けを全てオリジナルで作り、夏休みから一生懸命練習していた演舞とダンスが私たちの最初の見せ場でした。今まで本気で準備してきた分、踊り終わった後は達成感や安心感などで数人涙していました。ミス無く踊りきることができてうれしかったのですが、何より色々な人から凄かったと言ってもらえたことが一番嬉しかったです。また、本番までは声があまり出ていなかったり、まとまりがなかったりと不安だった応援でしたが、当日は皆が団結し全力で応援してくれたお陰で、目標の応援賞を勝ち取ることができました。
時には私の支えになってくれた副団長の木佐貫、そしてリーダーのみんな、夏休みからずっと頼りのなり私についてきてくれて本当にありがとうございました。様々のことを思い出し感極まった解団式は絶対に忘れません。そして、計二五一名の黄団のみんなのおかげで今までに無い最高の体育大会を作り上げることができました。
改めて、本当にありがとうございました。
体育大会を終えて
青団団長 永山翔琉
高校生活最後の体育大会が終わって今感じていることは、まずは最高の体育大会を作り上げることができてほっとしていることです。夏休み前から少しずつ取り組んできましたが、なかなか全員がそろって練習する時間もなく、たくさんの不安がありました。自分自身もそのせいで色々と焦っていたり、悩むこともあり本番までに間に合わないと思っていました。しかし、3年生を中心に下級生を引っ張り先輩としてのあるべき姿を見せ、なんとか間に合わせることができました。その思いを理解してくれた動いてくれたみんなにとても感謝しています。
私個人としていくつか思い出に残ることがありました。まずは小学生の時、中学生の時の体育大会の団長とは全く違う団長でした。色々な準備や確認、指示などとてもやることが多く大変でした。青団は男子のリーダーが少なく、絵を描いたり団Tシャツのデザイン作成ではあまり活躍できなかったりと女子の強さを改めて感じました。でも、明るく元気のいい女子のみんなで私たち男子もみんなで楽しむことができました。ダンス練習では、私はとても苦労しました。難しい動きが多くそれが4曲プラス演舞で家でも学校でも居残りで特訓しました。そのおかげで、本番ではビシッとかっこよく決めることができました。競技では青団はダントツの1位で絶対王者としてのプライドを胸に戦い、競技優勝を勝ち取ることができました!
たくさんの思い出や経験ができた体育大会でした。不甲斐ない団長でしたが最後までついてきてくれてありがとうございました。青団のみんなありがとう!宮商最高~!!
宮商マーケット(販売実習)
「宮商マーケットについて」
宮商マーケット担当 谷口 重晴
宮商マーケットは、生徒が、実践的・体験的学習を通して自主性や協調性を伸長させるとともに、より良い接客マナーを習得し、将来各種の業務に従事するための指針を得ることを目的に実施している。3年前からの新型コロナウィルスの影響により、2年連続で開催を目前にしてマーケットを中止せざるを得なかった。しかし、昨年度は規模を縮小し、3年保護者と生徒を対象に実施した。そのおかげもあり、今年度は、生徒たちがある程度のイメージを持って準備に取り組むことができている。また、現在は段階的に規模を戻すことを念頭に置き、地域住民・保護者が来校できる形で計画を進めている。生徒にとっては、どの程度の来客があるのか想像できないこともあり、仕入計画では戸惑っている部分もあるが、業者とのやりとりで、仕入計画が固まってきている。商業の集大成としての位置付けであるため、今まで学習した内容を活用し、店舗設計の計画も行っているが、備品(冷蔵庫等)の取り扱いをしたことがないため、イメージが湧かず、苦労している部分もあるが、生徒にとっては良い経験になっていると思われる。
宮商マーケットは、商品の仕入・販売から運営に至るまで生徒が積極的に関わり、体験できる貴重な学習の場である。二日間開催することにより、一日目の反省を活かす場を設けることができる。しかし、そのためには全体の状況を分析し、改善点を見いだすことが必要となる。状況の把握をするためには、開催前にどのような視点で会場を見るかを考え、常に改善点を考える事が必要である。そのため、生徒がお互いの意見を出し合い、視点を考え、準備をしてくれる事で成長してくれると思われる。このように販売だけを目的とせず、宮商マーケットに参加し、改善策を考え実践することで、社会に出る前の生徒の貴重な体験となってくれることを期待したい。
1.日 時 令和4年12月3日(土)~4日(日)
9時50分~10時00分
オープニングセレモニー
10時00分~15時00分
一般向け販売実習
15時10分~15五時30分
生徒向け販売実習
2.会 場 本校体育館、南側駐車場、
来客駐車場(河川敷駐車場)
3.内 容
①販売実習
雑貨・ポップコーン・洋菓子・餃子・パン・フルーツサンド・野菜・果物・海産物
お弁当・ドーナツ・コーヒー・ジャム・文具・リンゴ飴・はちみつパンケーキ粉
フレンチトースト・お茶・健康食品・どら焼き・ 等
②庶務
受付案内、クリーン、衛生、銀行、駐車場、会場設営撤収、記録、放送
修学旅行
国内修学旅行を終えて
国内担当 丸尾和博
今年度の修学旅行はスキー研修をなくし、新たな旅程で実施しました。
Keyword 『本物を見る。本物を体感する。』
目的①生徒相互、生徒と教師の理解と親睦をはかり、高校生活の楽しい思い出をつくる。
②日本の首都である東京を直接肌で感じ、写真や映像で見ていたものを自分の目で見たり、体験することで見聞と視野を広げ、理解を深め、感性を磨き、新しい発見をする。そして今後の望ましい自己実現に役立てる。
③旅行中の規律ある集団行動を通して集団の一員としての自覚をもち、お互いに協力することの大切さを学び、規律ある行動がとれるようにする。
④班活動、学級活動、学年活動を通して旅行の計画・準備に主体的に参加し、実践することによって、自主性・創造性を養い、将来の社会人としての資質を育成する。
旅程:令和5年12月11日(月)~12月15日(金)4泊5日
1日目 横浜中華街 横浜キャリア教育プログラム(みなとみらい地区)
2日目 山中湖・河口湖遊覧、鎌倉大仏、鶴岡八幡宮、小町通り、スカイツリー
3日目 東京自主研修(オプション:「ルミネ the よしもと」)
4日目 東京ディズニーランド
5日目 国会議事堂、浅草、クラス別研修
○横浜キャリア教育プログラム
①カップヌードルミュージアム ②日本銀行横浜支店 ③三菱みなとみらい技術館
④横浜海上防災基地 ⑤J flight ⑥イタリアンダイニングカリーナ ⑦ハードロックカフェ
○生徒の感想
私は今回の修学旅行で多くの事を学びました。横浜中華街はとても賑わっており、店舗や商品、人の多さ、すべてが宮崎にないものでした。山中湖ではあいにくの天気で富士山の全体を見ることは出来ませんでしたが、一部分だけでも大きさと迫力を感じました。一生忘れることはないと思います。2日目の夜、バスで東京へ移動。東京の町並みが見えてくると、クラス全員から「うわーっ」という歓声があがり、長時間移動の疲れが吹き飛んだようでした。スカイツリーから見える景色は想像以上の絶景でした。東京班別自主研修では原宿の竹下通りや、新大久保、品川と東京を味わい尽くしました。交通の便がよく、すぐ移動できるので楽でした。また、行きたかったお店がたくさんあり、わくわくが止まりませんでした。1日で2万歩以上歩いたのでホテルに着いてから足が痛くてたまりませんでした。東京ディズニーランドはまさに夢の国。食べ物を買うにもアトラクションに乗るにも並ばないといけなくて大変だったけど、それ以上に楽しかったです。こんなに楽しい修学旅行を経験させてもらえて、保護者や先生、友達に感謝の気持ちでいっぱいです。修学旅行で学んだ、仲間との協力や周りを見て行動することをこれからの学校生活や部活動に活かせるよう頑張ります。
修学旅行を終えて
海外担当 畠中康希
海外修学旅行を目標にグローバル経済科を受験した生徒も少なくないなか、今年の修学旅行も国際情勢や感染症を考慮し、国内コースへ変更しての実施となった。それでもグローバル経済科の特色を、できるだけ出せるように計画を立てた。
一日目、羽田空港に到着後、まず横浜中華街へと向かった。友人と食べ歩きを堪能した。その後、東京へ移動し浅草を散策した。一時間しか時間はなかったが、それぞれ行きたいお店を回り、充実した時間を過ごした。次に東京スカイツリーへ向かった。エレベーターに乗り、上に向かうだけで歓声が上がった。展望デッキから眺める東京の夜景は絶景であった。
二日目の東京班別研修では自分達の思い描いた東京を満喫した。この日のために生徒は入念に計画を立てていた。途中で計画通りにいかなかったこともあったようだが、臨機応変に対応し無事全員がホテルに帰ってくることができた。
三日目はTOKYO GLOBAL GATEWAYという体験型英語学習施設でさまざまなプログラムに挑戦した。アトラクションエリアトラベルゾーンで旅行会社や薬局、カフェなどのシチュエーションに応じた英会話を学んだ。また、多文化理解についての講義を受け、日本文化に触れたり、ニュース番組を作ったりする活動を通して一日中英語で学習をした。
四日目は他のクラスと同様に東京ディズニーランドで夢の国を楽しんだ。学校では見られない表情を見ることができた。東京ディズニーランドが四〇周年と言うこともあり、いつも以上に来場者数が多く、どのアトラクション・飲食店も長蛇の列であったが、辛抱強く待ち、夢の時間を過ごした。
五日目はGlobal Fieldwork Programに参加した。世界各地(ナイジェリア・ロシア・バングラデシュ・アフガニスタン)からの五人の留学生リーダーを中心とし、英語でコミュニケーションをとりながら、「:外国人ツーリストに向けた取り組みを探そう」をテーマに、写真や動画を撮影しながら街歩きをするプログラムであった。事前学習では行きたい場所や留学生に対しての質問も準備して臨んだ。生徒は、積極的にコミュニケーションを取り、課題に取り組んだ。プログラム終了後に留学生リーダーと話をしたが、生徒の姿勢に感心していた。
五日間の中で、二日間は英語漬けとなり、生徒は刺激を受け英語に対するモチベーションが上がったと思う。この意欲を今後の学習につなげてほしい。
今回の修学旅行でグローバル経済科は、一人も体調不良者を出すことなく終えることができた。全員参加は叶わなかったが、修学旅行を通してクラスの絆が深まったと感じる。この団結力をこれからも存分に発揮してほしい。最後に、来年は海外修学旅行が実施されることを心から祈っている。
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